『いただきストリートポータブル』 バトルロード アルテマコース 後半

いたストポータブルアルテマコース /飛空艇

いただきストリートポータブル 飛空艇

飛空艇 (FF9)
  1. 飛空挺ヒルタガルデ (FF9)
  2. ♪♪バトル1 (FF4)
目標金額20,000G
初期資金1,500G
最大出目数8
破産人数 / クリア条件1人 / 2位以上
カジノバトルコロシアム
対戦メンバー
エアリス (FF7)S ランク
クラウド (FF7)B ランク
ティファ (FF7)C ランク
控え:セフィロス (FF7)S ランク

人気の定番マップ

初代『いたスト』にも登場し人気を博した"左半球"が、前作『いたストSP』"飛空艇"の名前を引き継いで登場。余談だが、連続4度目の登場を果たした『いたスト3』では"右半球"と改名され、6シリーズ目にして5度目の登場となる今作では公式リリースにおいて「"左半球"のリメイク版」と謳われている。

これには本来、地理的に見て右半球である事とは別に、『いたスト3』"右半球"に登場した「チャンスカードNo.102/ 好きなお店を2軒買える」が登場しない事も関係があるかもしれない。このチャンスカードはゲームバランス的に効果が強すぎる存在であった事を考えると"左半球"のアレンジとして収録したことは適切で妥当な判断といえる。

分岐制限は【ぎんこう城】に設定されており、【ぎんこう城】通過時は斜めに真っ直ぐ進むのみとなる。この辺は似た分岐構成を持つ「メテオマコース」第3戦の"ビサイド・キーリカ"や「アルテマコース」第1戦の"ビュエルバ"とは異なり、オリジナル版"左半球(右半球)"未経験プレイヤーは戸惑うかもしれない。

オリジナルが初代『いたスト』時代のものだけあって、マップ固有のイベントマスや変化の仕掛けは存在しない。マップ自体も奇をてらったモノではなく、いたスト歴に関係なく楽しめる万人向けの構成。歴代6シリーズ中、前作『いたストSP』を除く5回の収録がそれを物語っている。その中で注目の存在は、ラグナロクエリア。オリジナル版では"フランス"エリアだっただけに、700Gのお店には"アトリエルーブル"の店舗名が付けられていた。

初期資金1,500Gのマップにおいて、序盤にこの700Gのお店を買うべきかは判断の難しいところ。最終的にこのエリアの覇権争いを決めるのはこの700Gのお店となるため、扱うタイミングが難しい。万人向けのマップにおいて「でも、それだけではない」と主張するなんともニクイ存在。

なお、分岐制限も【お店価格】もオリジナル版そのままだが、算出方法の違いからか初期【買い物料】が一部低くなっている。

対戦キャラクター考察

スタメンのSランクは"エアリス"。今作ではCランクに降格し、前作の強さを知るプレイヤーにはさみしい設定となったが、ここに来て前作『いたストSP』以上の強さを発揮してくれる。Sランク時の思考もオリジナルランク時同様に基本は自エリア。Sランク化によって【5倍買い】の頻度が上がっているので注意が必要。

控えのSランクは"セフィロス"で元々Sランクに近いAランク設定だった事もあり、こちらはそれほど違和感はないはず。

Bランクの"クラウド"、Cランクの"ティファ"は共に【相乗り】よりも自エリア優先タイプ。タイプは似ていても"クラウド"はBランク故の速攻【MAX増資】が持ち味。Sランクキャラに立ち向かう資金調達として【相乗り】を活用したい。

2010/06/10:対戦メンバー表の誤り(他試合のメンバー表を記載)を修正。メールでのご指摘に感謝します。

いたストポータブルアルテマコース /聖地ゴルド

いただきストリートポータブル 聖地ゴルド

いただきストリートポータブル 聖地ゴルド

聖地ゴルド (DQ8)
  1. 大聖堂のある街 (DQ8)
  2. ♪♪難関を突破せよ (DQ8)
目標金額20,000G
初期資金2,000G
最大出目数7
破産人数 / クリア条件1人 / 優勝
カジノVS メタル
対戦メンバー
ククール (DQ8)S ランク
ゼシカ (DQ8)A ランク
マルチェロ (DQ8)A ランク
控え:トロデ (DQ8)S ランク

聖地で最終戦

「マップと対戦キャラクターが固定」の【バトルロード】としては最終戦となる"聖地ゴルド"は、全11エリア構成でマップ変化の仕掛けもあり、『いたストポータブル』最大規模のマップ。

固有の仕掛けは【スイッチマス】によって中央ブロック両サイドのエリアと左右ブロックの内側エリアが回転式に入れ替わるというもの。"オペラ劇場"の仕掛け同様、該当エリア上では進行方向がそのまま維持されるポータブル/ オペラ劇場

分岐制限は【ぎんこう城】下の【休日マス】に設定されており、マイエラからは【ぎんこう城】があるトランペッタへ進むのみとなる。その反対側、トランペッタ上のトロデーンにある【超ラッキー】マスに分岐制限はない。

メインブロックでインサイダー狙いなのは、5店舗構成のレティシアパルミドで構成される下部ブロック。ただし、マップ変化イベントが頻繁に発生する展開では極端に通行量が減るポジションであるため、ここを抑えただけで毎試合勝てる訳ではない。買い物料狙いは二の次で、インサイダーを第一目的として活用したい。

【ぎんこう城】があるトランペッタはお店価格は安いものの、マイエラの分岐制限により必然的に通行量が高くなるため魅力的なエリア。【独占】しても他エリアよりパンチ力に欠けるものの、確実に対戦相手の体力を奪える。さらに、【5倍買い】に弱い事が対コンピュータキャラ戦ではプラスに作用し、対戦キャラが捨て身の【5倍買い】で自滅の道へと進む事もある。

両サイドのブロックは【ワープマス】とマップ変化イベントで移動することになる。脱出には先のふたつに加えて【大砲マス】が存在することから、さほどハマリやすい特性ではない。しかし、意図的に飛び込みやすいブロックな事を生かして積極的に狙い、序盤から素早いマーク集めでレベルアップボーナス狙い or ループ周回に期待したお店を押さえる作戦も検討に値する。

初期状態で両サイドブロック内側に位置するリブルアーチアスカンタはお店価格が高く、マップ変化によって通行量の多いメインブロックに組み込まれる特性もあり、狙い目のエリア。両サイドブロックでお店買いのチャンスがあるときにはこちらのエリアを優先したい。特に、【空き地】購入は最優先事項。この対戦メンバー相手だと最終的に【改築インサイダー】に持ち込めるかがカギとなる。

※1最終戦においても繰り返しになるが、※1【大砲マス】で飛んだ先で発生するイベントは【マーク】の修得のみで、【買い物料】等は発生しない

※1【カジノ】に関してはいたストポータブル 不具合と問題点No.05 / 詳細も参照

対戦キャラクター考察

好んで建設する空き地用店舗リスト
ククール /S (DQ8)関所
ゼシカ /A (DQ8)神殿、関所
マルチェロ /A (DQ8)神殿
トロデ /S (DQ8)神殿、サーカス小屋

Sランクで登場するキャラクターは"ククール"。控えのSランクは"トロデ"。残りのスタメンふたりは"ゼシカ"と"マルチェロ"で共にAランクだが、その中でもSランクに近い思考を持つふたり。まさに最終戦に相応しい強敵揃いとなった。

"ククール"はオリジナルのBランク時でもお手本キャラクターに相応しい上手さを持ち合わせているが、Sランク化によってさらに磨きを増している古代図書館 / 詳細

控えで登場するSランクの"トロデ"は、Sランク化によって【相乗り】テクニックを身に付けたものの、自エリア優先の思考は受け継いでいる模様。もちろん、Dランク時とは違い【株】をMAX買いし【MAX増資】を仕掛けてくる。さらに、Sランク故の「【10株売り】を発生させない抑えた増資」「対戦相手が【目標金額】を超えないよう抑えた増資」テクニックも駆使する。

"マルチェロ"は『いたストポータブル』で1~2を争う最強キャラクター。攻めの姿勢を取りつつもシビアな判断でゲームを進め、無茶な【5倍買い】や株の溜め込みに拘ることもなく自滅することが少ないいたストポータブル ビサイド・キーリカ / 詳細

ミナディンコース 聖風の谷 / 詳細ではその実力を発揮することが難しかった"ゼシカ"。この広く、【空き地】を活用した【改築インサイダー】が使える聖地ゴルドでは、その実力を垣間見ることができる。しかし、別の要因がそれを阻むこともある。それは、この場にいるDQ8の対戦キャラクターふたりが、「Sランク+Aランク」か「Sランク+Sランク」という特別な環境であること。

"ククール"と"トロデ"はSランク化によって【5倍買い】の発動率が上がっており、"マルチェロ"に関してはシビアな判断で【5倍買い】を仕掛けてくる。Aランク"ゼシカ"自身も【攻撃5倍買い】で自エリア拡大をするが、対戦相手の危険エリアは黙って見過ごせない思考が【防衛5倍買い】を発動させる。結果、自分の【インサイダー】も【相乗り】も犠牲にしてしまうという悪展開の可能性がある。もちろん、これはゲーム展開次第で変わることなので、基本的にはAランクの力を見せ付けられると警戒しておくべき。

この事は他の対戦キャラクターでも発生しうるが、彼女にとって不幸なのは、名誉挽回の2回目の登場となるこの試合において、今度は対戦相手の組み合わせがそれを阻んでいるということ。決して弱い思考のキャラクターではないのだが、今作『いたストポータブル』トーナメントでは登板機会に恵まれていない節がある聖風の谷 / 詳細

なお、控えを含めて【神殿】好きが3人居る事と、【大砲マス】で飛んだ先では【マーク】の収得と【カジノ】ゲームだけが有効となる事に注意。【目標金額】達成状態で【大砲マス】を使って【ぎんこう城】へ飛び込んでも、ゴールにはならない。