いたスト3いただきマップ
初期状態でプレイ可能な6マップ
初期トーナメント「いただきカップ」の舞台でもある、いただきマップ。
このトーナメント初戦おかしのくに / 詳細はサイコロ運が少なからず勝敗に影響を与える小型のマップ。この手のマップはいたスト慣れしたプレイヤーでもてこずりやすく、このマップで勝てないからと『いたスト』を投げ出さないで欲しい。2年10ヶ月後に発売された『いただきストリートSP』にも名前を変えて登場しており、こちらでも初期トーナメント第1戦に組み込まれている。いたストSP アレクサンドリア / 詳細
登場する6マップのうち右半球 / 詳細は『いたスト2』時代からしている「左半球」のリネーム版。残りの5マップは新規で、いくつかは後のシリーズにリネームやアレンジが施されて再登場している。
トーナメントとマップ解説について
後の作品『いたストSP』以降とは違い、『いたスト2』『いたストゴージャスキング』『いたスト3』は「トーナメントの対戦相手がランダムで決定される」システム。いたストSP 前作からの変更点06 / 詳細
よって『いたスト3』のマップページは「マップの構造とその解説」をメインに構成しており、『いたストSP』以降の「対戦相手の特徴も織り込んだマップ攻略」とは異なる点にご注意を。
いたスト3いただきマップ /おかしのくに
■おかしのくに | |
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目標金額 | 10,000G |
初期資金 | 1,200G |
エリア数 | 5 |
お店マスの総数 | 20 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 6 |
株の扱いに関しては貝がら島ほど単純では無い
『いたスト2』『ゴージャスキング』に登場した、"貝がら島"に似たマップ構成。マップの形状から"貝がら島"よりも大きく見えるが、ラッキーマスがひとつあるだけでエリア数とお店の数は同じ。貝がら島 / 詳細同様、サイコロ運が大きく影響するもの同じ。なおこのマップは、次のシリーズである『いたストSP』に"アレクサンドリア"の名前で採録されている。アレクサンドリア / 詳細
この"おかしのくに"はトーナメント初戦の舞台でもある。しかしトーナメントの説明ページにも書いたように、このマップはサイコロ運にかかるウェイトが大きく、苦戦しやすいマップ。
『最初のマップですら勝てないから・・・』と、ここで『いたスト』を諦める必要はナシ。このマップをトーナメント以外でプレイする機会は少ないと思うので、あまり深く考えないのが一番。
エリア考察
右エリア奥のパインブローと下のサウスオレンジが美味しいエリア。
トータルではパインブロー側のお店価格が高く、サウスオレンジ側は平均してお店価格が高いので半独占でも威力を発揮する。
右側ブロックのマス数と左ブロックのマス数の関係で、株の扱いと増資のタイミングは"貝がら島"ほど単純では無い。
いたスト3いただきマップ /マーメイドシティ
■マーメイドシティ | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 1,500G |
エリア数 | 6 |
お店マスの総数 | 26 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 7 |
「マップ変化」のギミックがここで登場
見てのとおり初期状態では銀行から2マス目にスイッチが有るため、1番手のプレイヤーが5~7を出すといきなり銀行へ戻って株を買う事が出来る。
2番手以降のプレイヤーはマークマスに近い位置からスタート出来るとはいえ、1番手のプレイヤーが有利な事に変わりは無い。(もっとも、2番手以降のプレイヤーにも、1ターン目に前のプレイヤーが1を出したのであれば、いきなり株を買うチャンスは有る)
自分の出すサイコロの目と進行方向、そして対戦プレイヤーによるスイッチONのタイミング次第では、銀行に行けず苦しい思いを味合わされる事になる。
3つあるスイッチマスのうち、一番面白い働きをしてくれるのが左端のスイッチマス。このマップのサイコロの最大出目「7」とその周辺のマス構成により、実にスリリングな展開を演出してくれる。
- 『"人魚橋が"左へ向かっていてあと一つで左端』状態の時
- 『"人魚橋"が左端に来ている』状態の時
このふたつの状態と自分を含めた各プレイヤーの位置と進行方向の組合せによって、ゲームの流れが大きく変わる事もある。
エリア考察
5店舗エリアのポッドセンター(左端)とカーゴセンター(右端)は移動してきた"人魚橋"による回避もされ難く、お店価格も手ごろでお勧め。
初期株価の高いイルカよこちょうは左の3軒がポイントとなる。自分がこの3軒を抑えた場合、仮に右端のお店を抑えられても十分パンチ力はあるので、急いで【5倍買い】による独占を狙う必要は無い。ただし、立場が逆の場合は最低でも右端のお店を抑え、絶対に独占を許さないこと。
いたスト3いただきマップ /レインフォレスト
■レインフォレスト | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 1,500G |
エリア数 | 8 |
お店マスの総数 | 36 |
空き地の数 | 3 |
最大出目数 | 7 |
いたスト3新マップにおける「離れ小島エリア」のハマリ度の低さを象徴
右ブロックのがけしたどおりには「株屋」と「変化マークマス」があり、がけしたどおりへワープ直後には進行方向も選べる。
マップの構成上、左ブロックでマーク集めの最中に銀行へ寄った場合、銀行からの分岐次第ではサラリーへかなり遠回りを強いられる事に注意。
銀行に面したエリアのうち、縦ラインのどぜうウォークは独占以外ではパンチ力に欠ける。ただ、どぜうウォークはサラリー前の株購入と分岐先の高額店舗回避のために通行量が多くなりやすい。このエリアはクリティカル狙いではなく、コツコツと相手の体力を削りつつ配当金で現金を増やすエリアとして利用したい。
エリア考察
銀行左下のたいようタウンか左上のあまぐもタウンと、離れエリアのがけしたどおりが狙い目。メインブロック右側の一本道が危険エリアになったとしても、この2ブロックの組合せで安全地帯を作る事が出来れば問題無い。がけしたどおりエリアには「変化マーク」と「株屋」があり、ここを抑えれば"安全地帯"+"攻撃の準備拠点"を持った事になる。
反対に自分がメインブロック右側を抑えたとしても、がけしたどおりを抑えたプレイヤーからの買い物料は期待出来ないので注意。
いたスト3いただきマップ /右半球
■右半球 | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 1,500G |
エリア数 | 8 |
お店マスの総数 | 36 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 7 |
マップは「左半球」と同じだが、新規チャンスカードがゲームの流れを決める
ルート選びに幅があり、プレイヤーのいたスト歴に関係無く遊べる万人向けのマップ。ベストセレクションに振分けられず、いただきマップのラインナップに名を連ねるのは名前の変更だけが理由ではないだろう。
マップ構成は『いたスト2』『ゴージャスキング』の左半球と同じだが、チャンスカードは入れ替わっている。特に、新チャンスカードのNo.102がちょっとしたクセモノで「No.102/好きなお店を2軒買える」という強力なカード。
ルート選びの豊富なこのマップにおいて、自分の【独占】・【半独占】エリアの形成を優先するか、対戦相手の独占・半独占エリアの阻止に使うか。このカードを引いたプレイヤーの性格がゲームの流れを作る。
余談だが、このマップに登場する地域を「日本」から観ると「左半球」になるが、地理上の分類では「右半球」。名前の変更理由はこの辺りにあるのかもしれない。
エリア考察
マップ構成上、お店の取り引きをする際にお互いの条件を比べ易くなっている。各ルートの通行量に特別な差は無いので、特に人間プレイヤー同士の対戦だと取り引きが発生しやすいはず。取り引きの対象になるエリアを持っていないプレイヤーは置いて行かれる展開になりやすい。このマップでは、マーク集めやサラリーを若干遅らせてでもお店を押さえた方が後々有利になるので、中盤まではお店重視で。
銀行エリアのインドはお店価格が安く、未増資の独占状態では簡単に5倍買いされやすいので注意。反対に、東南アジアには極端に安いお店がない分、独占されると崩すのが難しい。
株価が高いフランスは、他のエリアで儲けた資金を元にインサイダーを展開すべきエリア。序盤からフランスを半独占に持ち込んだとしても手放しでは喜べない。さらに、フランスエリアが脅威になる前に勝負が決まるゲーム展開も珍しくなく、なんとももどかしい存在といえる。
いたスト3いただきマップ /回転寿司
■回転寿司 | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 8 |
お店マスの総数 | 35 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 8 |
徹底的に回転を利用
見た目は「ドリームワールド」に良く似ているが、マークの位置と外周に用意された仕掛け、そして離れエリアの性質から「ドリームワールド」以上にややこしいゲーム展開になる。ドリームワールド / 詳細
銀行の有るXブロックにマークがあるので何度も銀行を通過する事になり、必然的に株を買うチャンスが生まれる。さらに、スイッチマスによって外周が回転するので、こちらも回転方向へ進むと素早く次の分岐点へ移動できる。各エリアの株をMAX買いして、インサイダーと相乗りに関係無いエリア株は5~20株程度残して売りに出し、全エリアから配当金を狙うのもこのマップでは難しくない。
Xエリアにスイッチがあるためここを通過して狙った外周のマスに止まる時には、今居る場所からのマス数+1か-1を出さなければならい。このスイッチを経由してから狙った外周のお店に止まれた時には、他のマップでは味わえない爽快感がある。
レジラウンドには変化マークマスもあり、単なるハマリエリアでは無い。
エリア考察
回転を逆手に取ったテクニックをひとつ。
Xラインを経由して外周エリアへ出た時に回転方向とは反対側へ進んで(または、分岐ポイントに)止まると、外周エリアの回転によって止まったマスが分岐ポイントまで(または、それ以上に)戻される事がある。
この場合でも進行時には分岐が有効になり、銀行方向へ戻る事が出来る。これを利用すると1/4周せずとも株価の購入やサラリーはもちろん、いたまえセンターの購入も狙える美味しい移動が出来るので、チャンスと見れば有効に活用したい。
"ドリームワールド"と比べると、マークが中央のXエリアに有るために銀行ライン通過の機会が増え、それに伴って銀行エリア(いたまえセンター)の重要度が上がっている。
離れエリアのレジラウンドは「ドリームワールド」の内周とは違い変化マークマスがあるため、序盤に思い切って飛び込んでこのエリアを押さえるのも悪くない。
外周エリアは回転する性質から『避けられ難い』エリアと言うのは無いが、5店舗エリアのいたまえフロントとワープを挟んだ隣のがりストリートがお店価格も高くて魅力的。
いたスト3いただきマップ /ホラーハウス
■ホラーハウス | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 1,500G |
エリア数 | 8 |
お店マスの総数 | 38 |
空き地の数 | 7 |
最大出目数 | 7 |
すべての道は銀行へと通じる
各マークの先は銀行へのワープ。そのマークのある枝ルートは方向転換も効かない完全な1本通行。
マップの世界観は「呪いの館」に似ているが、空き地も多くルート選びもさほど自由ではない点、そして銀行とカジノが入れ代わるカードやアンラッキー系カードや多い事から、ゲーム進行の「怖さ」はこちらの方が上かもしれない。呪いの館 / 詳細
エリア考察
初期状態で銀行に隣接しているゾンビどおりとひとだまどおりは、仮にNo.132のカードで銀行とカジノが入れ代わったとしても通行量の多さは維持されるので、押さえられると怖いエリアになる。
通行量の多さと手前での分岐回避が出来ない点で考えると、このエリアの空き地には【税務署】や【料金所】が効果的。そして、マップ構成で考えると、【ヘリポート】を建ててお店買いやマーク集めに利用した方が良い。
このブロックの空き地の使い方にセオリーは無く、その時の勢力図と各プレイヤーの性格を吟味した上で建て分けたい。
チャンスカードによって銀行と入れ代わるカジノ。カジノ上のうらのきどおりには唯一空き地が無いものの、カジノ下のとおぼえどおりよりはお店価格が高い。ルートとしては同じ性格を持つ2エリアだが、どちらを好むかはプレイヤーの性格によって異なる。人間同士よる、この2エリアが絡んだ取り引きは見物。