いたスト3グランプリマップ /カジノタウン
■カジノタウン | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 1,500G |
エリア数 | 10 |
お店マスの総数 | 44 |
空き地の数 | 8 |
最大出目数 | 6 |
いたスト3新空き地用店舗で面白さUP
上下左右がループしたあみだくじのようなマップ。縦に4つのラインがあり、隣り合うラインがそれぞれ1本の横のラインでつながっている。横ラインとの分岐制限はないが、縦ラインは常に下方向への【一方通行】で、方向転換カードでも上には進めない。
後述するが、横ラインの配置の構成上、ワープポイントにかからずに順調に進んだ場合、銀行から右ルートを選んだか左ルートを選んだかで通過する縦のエリアが変わってくる。
4つある縦ラインの各エリアに1つずつ空き地がある事に注目。『いたスト3』空き地用店舗を上手く使うと、『いたスト2』『ゴージャスキング』の同マップよりも面白いゲーム展開になる。
エリア考察
前述のとおり、右ルートか左ルートかで通過する縦のラインが変わってくる。こちらが延々右ルートで進みお店を買っていったとしても、対戦相手が左ルートを進みつづければ、こちらが所有する縦エリアは通過しない。となると、こちらも対戦相手の縦エリアを避けられそうだが、実際には4つのマークそれぞれの下に位置するワープポイントに引っかかりやすく、そう上手くは避けられない。
そして、それら縦ラインを結ぶ横のラインは、左右どちらのルートを選んでも通過することになる。2つの横エリアには空き地も無くお店価格も安いが、それぞれ5店舗あるので半独占に持ち込みやすい。
縦のラインはループしているのでムーンシティー / 詳細のように序盤から同じラインの周回をかせね独占・半独占エリアを作ることも可能。しかしムーンシティーよりも1ラインの長さが短いとはいえ、こちらはワープマスで隣のラインに飛ばされる危険があり、縦ライン周回による独占は甘くない。
いたスト3いただきマップ /摩天楼
■摩天楼 | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 9 |
お店マスの総数 | 40 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 7 |
1Fへのインサイダーは焦らずに
『いたスト2』ではオシャレなBGMとグラフィックが印象的だった2階層に分かれたマップ。銀行があるのが2階(2F)。その2Fと1Fの移動はマップ両サイドにある階段によってのみ行われ、ワープなどによる強制移動は無い。いたスト2 摩天楼 / 詳細 なお、階段による移動は後の『いたストSP』等の新作マップに見られる移動マスとは異なり、残りのサイコロの目を消費して進まなくてはいけない。
マークは各階にそれぞれふたつずつあり、左下と右上の対角線上に位置する。このマップは分岐が多く分岐制限もないので、マークを集めるのにまったく通らなくてもすむエリアもある。サイコロの目が悪くても、分岐を上手く使って高いお店を回避しやすい。しかし、ループ状のブロックはいずれも長い道のりで、大きく遅れをとる事になる。
【証券取引所】がある1Fは株価が高く、序盤から大きなインサイダーを仕掛けるのは難しい。【5倍買い】への牽制と相手への心理的攻撃を兼ねた、インサイダーの準備が出来るまでは小さ目のカラ増資に留めたい。
対して銀行のある2Fは株価も安く、外周に至っては5店舗構成ゆえ半独占に持ち込みやすい。しかし、極端に安いお店が混在しているために中盤以降の5倍買いには要注意。
エリア考察
階層で見ると2Fよりも1Fの方が強力。2Fと違いマークを集めるには一周せねばならず、お店価格も高くてインサイダー効果も高い。
1Fに関してはマークがある右上と左下を優先することはいうまでもないが、「No.18 / 2倍でお店売る」や「No.24 / +200Gでお店売る」のカードを引いた時のための保険も兼ねて、マークに隣接していない右下と左上エリアのお店を買っておき、強制競売の危険が無くなった時点で自主的に競売にかけて資金を増やす手もアリ。もちろん、あるキャラが競り落とす事によって3店舗以上所有することになるような状況ならば見送りで。買い物料での儲けは期待出来ない(儲けさせない)としても、インサイダーによる儲けのチャンスを与えてしまうことになる。
いたスト3いただきマップ /フリーウェイ
■フリーウェイ | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 12 |
お店マスの総数 | 48 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 7 |
ワープ直後の分岐選択が肝
お店の数が非常に多く、分岐ポイントなしの一本道マップ。一度進行方向を決めると、4ヶ所あるワープポイントで飛ばされるか、銀行にぴたりと止まらないと、進行ルートを変更できない。そのワープの組み合わせは「右上と左下」「左上と右下」の対角線移動の組み合わせ。
ワープはマーク集め中のタイミング次第では残りのマーク収集が長い道のりになる事もあれば、ショートカットとお店購入を狙えるチャンスになる事もある。対戦プレイヤーも同条件で試合をしている訳で、どちらに転んでも最後まであきらめないプレイを心がけたい。ワープに関しては右上~左下間のワープは4方向へのルート選択が可能になるわけで、この一方通行マップにおいては大きなアドバンテージともいえる。
マップ構成で「分岐の無いただの一本道マップ」と想像しまいがちだが、実際にはワープに掛からず分岐選択が出来なまま突き進む単調な展開はありえない。ゲーム展開に基づいた分岐の判断も直後の再ワープによって、数歩後退から立て直して進めるのか、新たなプランに切り替えるのかなど、他のマップ以上に臨機応変な対応が求められる高難易度なマップ。
東京を舞台(製作の都合上、架空の街という設定かもしれないが)にしているだけあって平均してお店価格も高い。
エリア考察
このマップで強いエリアは、銀行のある「あおやま・あかさか」の2エリアと、「ぎんざ」「しぶや」「しんじゅく」のワープポイントに隣接していないこの3エリア。
この3エリアはこのマップの中では回避しづらい部類に入るのと、お店価格が高いという2つのメリットを持つ。「たかなわ」も回避しづらい部類に入るが、お店価格は安い。
ワープ2連荘時のテクニックをひとつ。このマップのワープポイントは、前述のように右上~左下と右下~左上と、対角線上に飛ばされることになる。そして、ワープ直後に6の目を出すとまたワープポイントに行くことが出来る。
たとえば、銀行から上に進み、しんじゅく→くだん→しば→ろっぽんぎ→しぶや→あおやま(銀行)というルートでマークを集めようとしていたとき、順調にこのルートを進み「スペード」「クローバー」「ハート」とマークを3つ集め、銀行へと思ったら「ろっぽんぎ・あざぶ」にある左下のワープに止まってしまい「くだん・おちゃのみず」にある右上のワープポイントに飛ばされてしまったとする。
ここから残りの「ダイヤ」マークを取りに行くには、左に進み「はらじゅく」経由で取りに行くのが一番近道。しかし、次のターンに6の目が出た場合左に進めば「はらじゅく」のワープポイントがあり、今度は「しば」にある右下のワープに飛ばされてしまう。
この場合「くだん・おちゃのみず」から、左ではなく下へ進む。右下にある「しば」のワープポイントからは対角線上にある左上の「はらじゅく」のワープポイントへ飛ばされ、2マス下にはお目当ての「ダイヤ」のマークがある。
もし、「しば」から左に進めば初めに飛ばされた「ろっぽんぎ・あざぶ」のワープポイントを経由して「ダイヤ」マークを取りに行くことは出来るが、これではまた「ろっぽんぎ・あざぶ」のワープポイントに止まらないとも限らない。
発生率の低そうなシチュエーションかつ何の事はないルート選びに思えるが、この手のワープを上手く使ったルート選びは長時間ディスプレイを見続けて疲れているときなど、集中力が持たずについつい忘れがちになる。いたストでは、この一点において人間プレイヤーはコンピュータキャラに劣るといっても大げさではない。
いたスト3いただきマップ /アメリカ大陸
■アメリカ大陸 | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 9 |
お店マスの総数 | 39 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 8 |
ゴージャスキングから引き続き収録された、初代いたストのマップ
初代(ファミコン版)いたストに登場し、『ゴージャスキング』でも復活したマップ。空き地が無かった初代いたスト時代のマップであるため、総店舗数や離れブロックが存在する割には、空き地が存在しない。
メインブロックのマップ形状はレイクマウンテン / 詳細を横に倒した形に似ており、分岐ポイントの構造も同等。
一番安い初期株価はコロラドの7Gで、一番高いのはシカゴの21Gと、価格差の激しいエリア構成になっている。
各エリアにアメリカの地名が付いているが、その配置は現実のものとは大きく異なる。
エリア考察
このマップの離れブロックであるハワイは、ハワイ行きのワープがふたつなのに対して、アメリカ本土へのワープが3つあるという特徴を持つ。そして出口の一つはなんと、銀行への直行便。
これだけ見るとハワイに飛ばされるのはそれほど怖くなさそうだが、あとのふたつは銀行横のカジノとラッキーパネルに飛ばされる。この2ヶ所に飛ばされると分岐ポイントの構造上、マップを半周しなくては銀行にもどって来れない。この出口の構成も踏まえて考えると、ハワイを独占するよりはアメリカ本土上下の2つのライン、4エリアがポイントとなる。
特に、右上のシカゴと左下のロサンゼルスはお店価格(初期株価)が高いので序盤は思うようにインサイダーを仕掛けることは出来ないが、中盤以降は非常に強力なエリアとなる。
いたスト3いただきマップ /日本列島
■日本列島 | |
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目標金額 | 25,000G |
初期資金 | 2,500G |
エリア数 | 11 |
お店マスの総数 | 47 |
空き地の数 | 4 |
最大出目数 | 7 |
ありきたりな題材モノでは無い
そのものズバリ、日本列島の形をしたマップ。単に「この手のゲームにありがちなマップの題材」を扱ったモノなどではなく、分岐、ワープ、離れ小島、【マハラジャ】イベント、カジノ、【証券取引所】そして【空き地】といった、いたストの色々な要素がバランスよく詰め込まれたマップ構成。
ワープの特徴として、きゅうしゅう-ほっかいどう間の直行便が大きな特徴してあげられる。マップの端から端へ飛ばされるこのワープ、時には【サラリー】を大幅に遅らせる恐怖のフライトにもなりうる。
そのワープ先の離れエリアきゅうしゅうとほっかいどうは、どちらも時計回りの一方通行。この作りは過去のいたストでは珍いものではなく、新規プレイヤーは違和感を覚えるかもしれない。
余談として、これほど影響力の大きいワープ設定は今作『いたスト3』を含めて後の新作マップにはみられなくなっている。同様に、離れエリア(ブロック)の「一方通行設定」も前述のワープ同様に後の新作マップではみられなくなっている。
エリア考察
スタート時に北回りで行くか、南回りで行くか。
マーク集めでは南回りの方が有利。しかし、北回りだと18マスで銀行にもどって来れるので【株】のことを考えると北回りになる。
自分のスタート順が3番目か4番目の時、前の2~3人が南回りで進んだとしたら、株のことも考えて北回りルートを考えた方がいい。前の2~3人が南回りで進むと、前のプレイヤーが買ったお店に後からさいころを振ったプレイヤーが止まり、後からさいころを振るプレイヤーは前のプレイヤーの買ったお店に止まるばかりで自分のお店を買えないという追っかけ現象が起きることがある。
このため、自分がこれに巻き込まれないようにするためにも北回りで進み、南回りで進んだプレイヤーの買ったお店のエリア株をあらかじめ押さえておく。これならば、自分がそのエリアのお店に止まっときに【配当金】システムで買い物料を全額払わずすみ、南回りで進んだプレイヤーの1回目のサラリー時の株買いまでに、株価の吊り上げ&インサイダー牽制になもる。