いたスト3グランプリマップ /ムーンシティー
■ムーンシティー | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 1,500G |
エリア数 | 6 |
お店マスの総数 | 24 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 6 |
さいの目を生かすも殺すも分岐判断に
十時の形状で上下、左右はそれぞれループしている。ベストコレクション後半に来て何とも気の抜けるマップだが、序盤のサイの目と分岐判断が大きく影響するため、気を抜かないよう注意したい。
とはいっても単に、宇宙に関するマップをいたストマラソン(ベストセレクション)後半に集めたからここで登場するだけで、難しさという点では技術よりもサイコロの目が大事なおかしのくに / 詳細に近いものがある。
縦のライン、横のラインそれぞれに【マーク】がふたつずつあるので、【どこでもカード】は1枚だけじゃあまり役に立たない。
このマップにおいて、ゲーム中盤以降のための安全ルートを確保すること自体は比較的容易なこと。序盤から縦、または横のラインの周回を重ねれば、独占、半独占のエリアを比較的簡単に作くれる。しかし、それは同時に対戦相手にも同じチャンスを与えることでもあり、「上手くお店が買えなかったらリセット」前提のプレイに陥りやすい。序盤から同じラインを周回し続けるのは、いただけない。
エリア考察
多くのマップでは、銀行に面したエリアが強いチカラを発揮する。しかしこのマップは銀行通過時に3方向に分岐できるため、銀行近くに高いお店を作っても、銀行からの分岐で回避される可能性が高い。
このマップでは、銀行から離れたニュートンライン(縦のライン)とアルキメデスバレー(横のライン)が脅威となる。ただ、中間地点にそれぞれにある「休日」「カジノ」という"足の踏み場"が、お店を買うときには邪魔になり、お店を避けたい時にはうまく止まれない、そんなもどかしいマスとして存在している。
いたスト3いただきマップ /たいようけい
■たいようけい | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 10 |
お店マスの総数 | 40 |
空き地の数 | 7 |
最大出目数 | 7 |
空き地、分岐、ループのコンビネーション
各エリアには太陽系惑星の名前が付けられており、銀行上部には"たいよう"のエリアが存在する。1994年の『いただきストリート2』時代のマップ故に、冥王星を含めた9惑星+1恒星(太陽)の10エリアで構成されている。
銀行から移動するときは4方向に進め、そこからさらに2方向に進める。分岐は右半球 / 詳細に似ており、上下左右のループはムーンシティ / 詳細そのもの。両マップ同様に、銀行に寄って株を買いやすいマップ。
全部で10エリア有り、銀行のあるたいようとすいせいエリアそしてかせいの3エリアを除く、7つのエリアに一つずつ空き地があり、スタート時に4、5、6、7の目で空き地に止まれ6の目以外は2件ずつ存在。しかも、ループしている関係上「分岐近くは回避しやすい」とは言えないため、【税務署】や最高レベルの【遊園地】は脅威となる。
ループ構成特有の面白さと、豊富な空き地に分岐設定。右半球以上に銀行を有効活用出来れば、勝利は近い。
前述したように太陽系に冥王星が含まれていた時代に作られたマップ。仮にリメイク登場させるとなるとめいおうせいエリアの処遇と対応が気になるところだが、その問題を話題作りに利用せずとも再登場させる価値が十分にある。特に、『いたストSP』以降はループ構成マップが排除(擬似的に再現しているマップはある)されていることもあり、新規プレイヤーにもループマップの面白さを楽しんでもらえる良い題材と思う。
余談だが、後の作品『いたストポータブル』公式ブログにおいて、作曲家のすぎやまこういち氏は、「過去作を含めて、『いただきストリート』で好きだったマップを教えてください」の問に対し、「『いただきストリート2』の太陽系。戦略的に面白いマップですね」と回答されている。『いたストポータブル公式ブログ』すぎやま先生電撃インタビュー(2006/07/21)
エリア考察
銀行のある2エリアはお店価格が安いので独占されなければそれほど脅威にはならない。
注目したいのは、残りの8エリアのお店の配置のされかた。それぞれのエリアで一番高いお店がマークに隣接して建っている点。つまり、分岐点から一番遠いところに、あらかじめ「脅威の素」が用意されている。
あとは空き地の使い方次第。余ほどサイコロ運が悪くなければ1店舗は確保できる。
なお、カジノタウン / 詳細や原始時代 / 詳細では【マイホーム】を上手く使う事で新たなゲーム展開を楽しめるが、このマップに関しては別。一方通行も無く直線ラインがループしてる事から、新しいゲーム展開への効果は薄い。
いたスト3いただきマップ /スペースコロニー
■スペースコロニー | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 10 |
お店マスの総数 | 42 |
空き地の数 | 2 |
最大出目数 | 7 |
銀行周辺が断然強い
大きなマップ(住居地区)と離れブロック(生産地区)の2つのマップ構成。
住居地区の上下2本の通路はループ。その住居地区の上下に4つある【チャンスマス】の分岐ポイントの進行方向制限を分かりやすく言えば、「ヘアピンカーブのルートは取れない」ということ。
エリア考察
なんと言っても銀行上のセントラルベースと下のガバメントエリアの2エリアが通過率が高く強い。銀行の上下にある左右の分岐後にも2店舗ずつお店があるので、銀行への行き帰りにどちらのルートを選んでも必ず通ることになる。
離れブロックの生産地区にはマークが4つあり、空き地も2つある。しかもワープが4ヶ所あるのでワープで飛ばされることに神経質になる必要はない。むしろここに飛ばされ空き地を手にいれることが出来たら、脱出用の【ヘリポート】よりも、相手に打撃を与える【税務署】を立てるぐらいの気持ちのほうがいい。
このブロックでは仮にどちらかのエリアを独占したとしても、お店マスが連続していないために「相手に連続で1が出た時の屈辱感」を与える事が出来ない、ちょっと珍しいブロックになっている。
いたスト3いただきマップ /宇宙星雲
■宇宙星雲 | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 8 |
お店マスの総数 | 32 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 6 |
複雑なお店構成の裏にあるもの
いたストマラソン最終マップとなる「宇宙星雲」は、初代いただきストリートに登場したマップ。移動方法や【エリア】の概念【増資限度額】の扱いなど、把握が難しい特殊性を持つ。
各マスが離れて整然と並ぶ配置は歴代マップ中でも特異で、後の新作マップでは見られない。移動方法も特殊で、内側のマスに入ったら外側のマスにぶつかるまで方向転換が出来ない。外側のマスにぶつかると左右(上下)に移動でき、その止まったところからは、そのまま外側を回ることも内側に向かって進むことも可能となる。
銀行へ向うには、前のターンで外周4辺の中央にある各イベントマスに止まるか、2ヶ所のワープマス(どちらも行き先は銀行)で飛ぶ事になる。
なお、このマップの構成上、ふたつのエリアに属するお店が存在する。具体的には、【銀行】と各【マーク】を斜めに結んだ間にある8店舗がそれにあたるが、縦に並んだエリアカラーを見てのとおり優先属性は縦エリア側になる。
エリア考察
マークを集めるには外側を1週すればいいだけ。また、狙った内側のラインに入るには外側で様子をうかがいながら回ることになるので、必然的に外側4ラインの通行量が多くなる。
ふたつのエリアに属するお店に増資すると両エリアの株価が上がるので、それを利用した【インサイダー】も出来るが、エリア構成が複雑なのでそれを理解できるまでは、とりあえず、外側と縦ラインのエリアを狙ったゲーム展開で。