いたストSPトーナメント /チョコボコース概要
いたスト3「おかしのくに」が名前を変えて登場
初期状態でオープンになっているうち、若干難易度高めの「チョコボコース」。マップ、対戦キャラ共に難易度が上がっているとはいえ、微々たるもの。先に「スライムコース」をクリアしてきたのなら、応用編というより復習編に近い。対戦メンバーもほぼ同じ顔ぶれで、それ故プレイを通して収得出来るテクニックの数々も同様のものとなる。
違いを挙げるなら、マップでは第1戦アレクサンドリアの分岐制限に泣かされ、対戦キャラでは第3戦に登場する隠しキャラクター"モーグリ(FF11)"と、「スライムコース」にも登城した"ユウナ(FF10-2)"のMAX【インサイダー】コンビが最大の強敵といったところ。
トーナメント「チョコボコース」を楽にクリアしたい人向けのプレイキャラ選択
- ユウナ(FF10-2)(Bランク)ゴールドソーサー / 詳細
第3戦「ゴールドソーサー」が楽になる。ユウナ(FF10-2)は『いたストSP』で厄介な対戦相手の代表格なので、ユウナ(FF10-2)を自キャラとして使う事をオススメする。
トーナメント「チョコボコース」クリアで解除される、隠し要素
■"チョコボコース"クリアで追加される要素 | |
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対戦キャラクター | ユウナ (FF10バージョン) |
モーグリ (FF11) | |
フリープレイ追加マップ | ラバナスタ (FF12) / 詳細 |
■"スライムコース"クリアで追加される要素 | |
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対戦キャラクター | ゼシカ (DQ8) |
ククール (DQ8) | |
フリープレイ追加マップ | アレフガルド (DQ1-3) / 詳細 |
■"スライムコース"+"チョコボコース"クリアで追加される要素 | |
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トーナメント | 伝説の勇者ロトコース / 詳細 |
クリスタルコース / 詳細 |
いたストSPチョコボコース /アレクサンドリア
■アレクサンドリア (FF9) | |
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目標金額 | 12,000G |
初期資金 | 1,200G |
最大出目数 | 6 |
破産人数 / クリア条件 | 1人 / 2位以上 |
●対戦メンバー | |
スライム (DQ_series) | D ランク |
ビビ (FF9) | D ランク |
リュック (FF10-2) | D ランク |
控え:プリン (DQ2) | C ランク |
分岐なし、トーナメント泣かせのマップ
この対戦で勝つために必要なもの
- メニュー画面「ルール説明」でスライムがレクチャーしてくれる『いたスト』基本事項
- いたストを楽しむ気持ち
このマップは『いたスト3』に収録されているおかしのくに / 詳細と同等のマップで、同作でもトーナメント第1戦に登場。一見するとその形状と大きさから入門向きマップに見えるが、実際には分岐制限の厳しさから、いたスト慣れしたプレイヤーでもてこずるマップ。つまり、このマップで勝てないからといって「いたストは難しい!」などと投げ出すのは大きな間違い。
また、今作『いたストSP』ではトーナメントモードの対戦キャラクターが固定されており、その顔ぶれを観ると今作のトーナメントにおけるこの試合はさほど(『いたスト3』時代よりは)難しくない。
マップ中央の分岐構造は進行方向に真っ直ぐ抜けるのみで、【ぎんこう城】に停止した時のみ進行方向が選べる。マップの構造だけを見ると【株】を買いやすい構造ではあるが、初期資金と【買い物料】収入の少なさからそうもいかない展開となる。
この手のマップは株を200株以上溜め込んでからの【インサイダー】よりも、70~150株程度で素早くインサイダーを仕掛けた方が効果的。分岐による逃げ道が無い事も手伝って、序盤からやや高めの買い物料が存在する事の方がこの手のマップでは恐怖となる。
全エリア4店舗構成で、初期【株価】が一番安いエリアは、ぎんこう城のある城門まえで7G。一番高いエリアはチケットうりばで倍の14G。城門まえエリアは「時間を置いて2回通過する」という、『いたスト2』『いたスト ゴージャスキング』『いたスト3』に収録されているいたスト2版 海底都市 / 詳細の【マーク】がある4エリアと同じ特性を持つおいしいエリア。しかしながら、全体的にお店価格が安いため簡単に【5倍買い】されやすい。同様に、東側ブロック北のさかばエリアも5倍買いされやすいので注意。
1ターン目、左側ブロックの大通りへ進む事で実質半周しない内に【株】を買う事ができる。値上がりする株を99株買えばこの段階で99Gの儲けになるが、このマップでは必ずしもこの作戦を取る必要は無い。いたストにおいて、99Gは決してばかに出来ない額ではあるが、このマップでは先手を打って高いお店を押さえた方が後々有利になる。1ターン目に1が出たなら右上に進んで城門まえ300Gのお店を、3が出たなら右下へ進み小げきじょう420Gのお店を買っておいた方が効果的。
そして、エリアの強さを見た場合4が出たときは左上へと進み大通り290Gのお店を狙いたい。お店価格だけならさかばエリアの380Gのお店となるが、前記したようにさかばエリアは【5倍買い】に弱く、同様にインサイダー効果も弱い。
対戦キャラクター考察
対戦メンバーは控えの"プリン"を除くと全員Dランク。"ビビ"はセリフ同様オドオドしたプレイを展開し、全てのテクニックにおいて消極的。"スライム"、"リュック"は"ビビ"とは対照的な台詞回しを見せるが、プレイスタイルは基本的に同じ。ランクが低い故に序盤から【カラ増資】を連発で仕掛ける性格の持ち主で、中盤までに【手詰り】に陥りやすい。多少【買い物料】で痛い目にあっても、それまで耐えしのげられれば大丈夫。これは、スライムコース トロデーン城 / 詳細と同じ。
控えのCランク"プリン"は時折【5倍買い】を見せたり【取り引き】を持ち掛けてくる。スライムでプレイすると"プリン"からキツイ言葉を浴びせられるのも[スライムコース トロデーン城]と同じ。プレイの上で目のカタキにされるわけではないので気にしないように。
対戦キャラクターからのセリフは自コマに使用しているキャラクターによって変化する。つまりセリフは「プレイヤーへ」というよりは「プレイヤーが使用しているキャラクターへ」のセリフと考えて問題ない。『DQ&FF いたスト』ならではのこの手の掛け合いは、他にも数多く用意されている。
この手のマップはダイス運の占めるウェイトが少なくないが、このトーナメント対戦メンバー相手ではそのウェイトは少ない。
この対戦から得られるもの
- ゲーム全般の基礎的なコツ
- 早めの【インサイダー】増資によるゲームの進め方
いたストSPチョコボコース /海底神殿
■海底神殿 (FF6) | |
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目標金額 | 15,000G |
初期資金 | 1,500G |
最大出目数 | 7 |
破産人数 / クリア条件 | 1人 / 2位以上 |
●対戦メンバー | |
クリフト (DQ4) | D ランク |
ティーダ (FF10) | C ランク |
リノア (FF8) | C ランク |
控え:クッキー (DQ2) | C ランク |
『いたストSP』特有さを持ちつつも、バランスの取れたマップ
マップの形状こそ異なるものの、分岐配置はスライムコース タイクーン城 / 詳細と同じ構成。分岐制限が無く、ぎんこう城周辺ブロックのループ周回が可能で、『いたストSP』マップ特有の作りとなっている。
エリアとしては6店舗構成の神殿の門エリアが強力。100Gと90Gの【5倍買い】に弱い店舗がふたつあるものの、それを差し引いても4店舗残る。ぎんこう城周辺ブロックの周回が可能な事から、中盤以降は避けられる可能性もあるが、最後の勝負を決める【インサイダー】資金のためには【マーク】を集めて【レベルアップボーナス】を得なければならず、なおかつ分岐手前でダイス目(最大出目7)を窺いながら進入する事が難しい厄介なエリア。
逆にいえば、最も厄介なここを安全地帯にする事でクローバーとダイヤを比較的安全に収集出来る。ハートとスペードに関しては、分岐の手前にあり、その先のお店数と分岐のおかげでダイス目を窺いながらの収集が可能。マップの構造上、ぎんこう城周辺は通行量が多くなるものの「飛び越えられやすい」というデメリットも持ち合わせている。
見様によっては平モノのさかなに見えるこのマップ。マップ全体を見渡しやすい事もさることながら、ルート選択の自由度と、異なる性格を持つふたつのブロック構成という、いたストの面白さが組み込まれたバランスの取れたマップといえる。
対戦キャラクター考察
対戦キャラクターはスライムコース タイクーン城 / 詳細とほぼ同じ顔ぶれで、"ビビ"が"クリフト"に入れ替わっただけ。使ってくる戦術も大差ない。
同様に、注意すべきは"リノア"と"ティーダ"。"リノア"は第1戦控えの"プリン"同様に取り引きを持ちかけてくるだけでなく、【相乗り】テクニックを使ってくる。【5倍買い】に関してはやや消極的なものの、独占のチャンスと見れば【攻撃5倍買い】を仕掛けてくるので注意。
"ティーダ"は"リノア"よりも積極的に【攻撃5倍買い】を仕掛けてくるタイプ。"ティーダ"とお店を分け合うかたちのエリアがある場合は、【防衛増資】を忘れずに。
しかし"リノア"、"ティーダ"共に、インサイダー増資に関しては甘さが目立つので、中盤以降は伸び悩む展開になりやすい。
いたストSPチョコボコース /ゴールドソーサー
■ゴールドソーサー (FF7) | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 1,500G |
最大出目数 | 7 |
破産人数 / クリア条件 | 1人 / 優勝 |
●対戦メンバー | |
プリン (DQ2) | C ランク |
モーグリ (FF11) | B ランク |
ユウナ (FF10-2) | B ランク |
控え:カンダタ (DQ3) | C ランク |
新旧いたストのテイストを感じる作り
この対戦で勝つために必要なもの
東側のメインブロックは分岐制限がなく、特定の小ブロックをループ周回が可能な設計。しかし、どの小ブロック周回ルートにも【旅の扉】が配置されているため、延々回り続ける事は難しい。その飛ばされる先の離れエリアへは、コースターエリアからこのマップ固有の仕掛け「ジェットコースター」でも任意に移動が可能。エリアブロック内には【変わるマークマス】が配置され、『いたスト3』同様にハマリ続けた時の救済要素がある。ただし、【空き地】が存在しないため、脱出するには【旅の扉】に止まるしかない。
メインブロックで一番おいしい部分は、SスクウェアとBスクウェア、そしてチョコボロードの西側で形成されたぎんこう城がある小ブロック。ぎんこう城の存在はもちろん、ブロック内のルートが長いため大きなダイス目で一気に飛び越すことが出来ない。反対に、コースターエリアはルートが短いだけでなく、中間地点の【マーク】マスを"足の踏み場"として利用される可能性が高く、やや攻撃力に欠ける。東側小ブロックの攻撃力は、先にあげたふたつのブロックの中間的。
『いたスト3』からの特徴である離れエリア内の救済要素と、『いたストSP』特有の分岐自由度の高さを持ちつつも、『いたスト2』『いたスト ゴージャスキング』時代を思い起こさせる離れエリアのハマリ度の高さも持ち合わせている。『いたストSP』という作品がDQとFFの競演であるように、このマップは新旧いたストのマップテイストの融合といえるかもしれない。
対戦キャラクター考察
初登場となる隠しキャラクター"モーグリ"はBランク。【インサイダー】株をMAX買いし、即効で【MAX増資】を仕掛けてくる。プレイ中のセリフにも出てくるように、チャンスとみれば5倍買いも仕掛けてくるいやらしいキャラクター。その反面、【競売】ではさほど強気を見せず、【相乗り】もあまりしてこない。
同じくBランクの"ユウナ(FF10-2)"も、"モーグリ"同様にインサイダー株をMAX買いしてMAX増資を仕掛けてくる。ただ、5倍買いに関しては、"モーグリ"よりは仕掛けが遅い様子。プレイヤーのプレイスタイルによってはスライムコース ダーマ神殿 / 詳細同様に5倍買いでペースを乱されるかもしれない。
Cランクの"プリン"は可も無く不可も無くの対戦キャラ。彼女をカモにし、"ユウナ(FF10-2)"と"モーグリ"に対抗できればしめたもの。"プリン"の動きはさほど重要ではないが、"モーグリ""ユウナ(FF10-2)"はマークし、相乗りも併用して逃がさない事。
控えの"カンダタ"は中盤以降に無茶な5倍買いを仕掛けてくる。しかし、5倍買いしたお店を使ってのインサイダーテクニックは持ち合わせていないので、そこから勢いを増す事は無い。
この対戦から得られるもの
- 無茶な【5倍買い】は自滅を招く("カンダタ")
- 5倍買い対策 ("ユウナ(FF10-2)"、"モーグリ"、"カンダタ"に対する実践にて)
- 5倍買いされた後、そのお金を使ってどう展開させて行くか