いたスト2STREET 11/ 海底都市
■海底都市 | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 9 |
お店マスの総数 | 36 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 7 |
マークを囲む16店舗4エリアが強い
マップの面積は狭いもののお店の数は多く、全9エリアそれぞれ4店舗ずつという構成。分岐ポイントは銀行の上下左右のみで、四隅のエリアを結ぶ各マークは分岐できず、まっすぐ進むのみ。
クローバーランドのように特定の1エリアに足を踏み入れずに回り続けるだけでなく、レイクマウンテンのように銀行を回避する事もできるため、大型破産も狙う事ができる。ただし、このマップにも「チャンスカードNo.53 / 銀行へワープ」が用意されている。
エリア考察
このマップでは、銀行に面したエリアはあまり役に立たない。このエリアは平均してお店価格も安く、4店舗それぞれの直前に分岐ポイントがあるため、回避されやすい。
強力なエリアは、"~ライン"と名のつくマークのある4つの十字型エリア。このエリア進入直前にも分岐ポイントがあるため回避されやすいマイナス面が思い浮かぶが、それ以上に、「時間を置いて2回通過する」という特徴がある。ほかのエリアは大きなサイコロの目(このエリアでの最大出目は7)を出せば一気に飛び越せるが、このエリアはそれが出来ない。
たとえば、対戦相手が右上のアトランラインに横のルートで侵入してその先のマリンファクトリーを通過し、もう一度アトランラインを抜けるとする。このルートを通過するには最低でも2ターン(7の目を2回)を必要とするため、その間にこちらに増資のチャンスが回ってくる確率が高くなる。つまり、対戦相手がこちらのエリアに侵入したのを見計らってからの狙いを定めた増資が出来る。「No.98 / 隣接するお店価格が30%UP」がマークマスで引かれた時の効果も見逃せない。
いたスト2STREET 12/ カジノタウン
■カジノタウン | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 1,500G |
エリア数 | 10 |
お店マスの総数 | 44 |
空き地の数 | 8 |
最大出目数 | 6 |
後戻りは許されない
上下左右がループしたあみだくじのようなマップ。縦に4つのラインがあり、隣り合うラインがそれぞれ1本の横のラインでつながっている。縦ラインは常に下方向への【一方通行】で、方向転換カードでも上には進めない。また、マップ名を象徴するように各縦のラインにカジノが配置されている。なおこのマップに限り、各マスのカジノゲームは固定されている。
後述するが、横ラインの配置の構成上、ワープポイントに止まらずに順調に進んだ場合、銀行から右ルートを選んだか左ルートを選んだかで通過する縦のエリアが変わってくる。
8つある縦ラインの各エリアに1つずつ空き地がある事に注目。一方通行の特性を生かした有効な建設で活かしたい。
エリア考察
前述のとおり、右ルートか左ルートかで通過する縦のラインが変わってくる。こちらが延々右ルートで進みお店を買っていったとしても、対戦相手が左ルートを進みつづければ、こちらが所有する縦エリアは通過しない。となると、こちらも対戦相手の縦エリアを避けられそうだが、実際には4つのマークそれぞれの下に位置するワープポイントに止まりやすく、そう上手くは避けられない。
そして、それら縦ラインを結ぶ横のラインは、左右どちらのルートを選んでも通過することになる。2つの横エリアには空き地も無くお店価格も安いが、それぞれ5店舗あるので半独占に持ち込みやすい。
縦のラインはループしているのでムーンシティー / 詳細のように序盤から同じラインの周回をかせね独占・半独占エリアを狙いやすく見える。しかしムーンシティーよりも1ラインの長さが短いとはいえ、こちらはワープマスで隣のラインに飛ばされる危険があり、縦ライン周回による独占は甘くない。
いたスト2STREET 13/ ソフィーの洞窟
■ソフィーの洞窟 | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 9 |
お店マスの総数 | 41 |
空き地の数 | 6 |
最大出目数 | 7 |
まさに、過去作ならではのハマリ度の高い「離れブロック」
3階層に分かれたマップで、洞窟なだけに最上階(マップ画像左)が「地下1階」でこのフロアに銀行がある。地下1階-地下2階間は階段による移動、地下3階に関しては上の2フロアからのワープ移動のみとなり、【チャンスカード】の中にもこの地下3階の特定店舗へのワープイベントも組み込まれている。
地下3階とのワープは存在するが、地下1階-地下2階間のワープはない。地下3階はワープによる移動のみで、なおかつ時計回りの一方通行。故に、いわゆるハマリブロック。しかし、地下3階には【マーク】が4つそろっており、魅力的一面も見せる悩ましいエリアでもある。「独占はしなくても、独占はさせない」事を心がけたい。
エリア考察
地下3階のほのおのかべは全部で14マス。そのうちお店マスが6。ワープとマークマスが4つずつで計8マス。このマスの割合で見ても解るとおり、ワープマスに止まる事無く3~4周グルグル周り続けて【半独占】以上のお店買占めをするのは難しい。
そう考えると「誰か1人に押さえられる危険も少なければ、自分がハマリ続ける事もない」エリアのように思えるが、そうではないところがこのマップの難しさ。脱出したい時には脱出できず、独占したい時には独占できないそんなもどかしさが待ち構えている。チャンスがあれば、地下3階には1店舗だけでも押さえておきたい。
地下1階は銀行に面したまかいのいりぐちとちかすいのいけが強力。あくまのぬまちには空き地が2軒あるが、全体のお店価格が安いのが難点。地下2階は分岐から離れた5店舗エリアのふぶきのほこらが強力。ここの空き地を押さえるだけでもかなり違う。
いたスト2STREET 14/ 日本列島
■日本列島 | |
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目標金額 | 25,000G |
初期資金 | 2,500G |
エリア数 | 11 |
お店マスの総数 | 47 |
空き地の数 | 4 |
最大出目数 | 7 |
いたスト2のエキスが詰まっている
そのものズバリ、日本列島の形をしたマップ。単に「この手のゲームにありがちなマップの題材」を扱ったモノなどではなく、分岐、ワープ、離れ小島、【マハラジャ】カード、カジノ、【証券取引所】そして空き地といった、いたストの色々な要素がバランスよく詰め込まれたマップ構成になっている。
ワープの特徴として、きゅうしゅう(ワープマス左下)-ほっかいどう(ワープマス右下)間の直行便が大きな特徴。マップの端から端へ飛ばされるこのワープ。時には【サラリー】を大幅に遅らせる恐怖のフライトにもなりうる。
そのワープ先の離れエリアきゅうしゅうとほっかいどうは、どちらも時計回りの一方通行。この作りは過去のいたストでは珍いものではなく、『いたスト3』あたりからの新規プレイヤーは違和感を覚えるかもしれない
エリア考察
スタート時に北回りで行くか、南回りで行くか。
マーク集めでは南回りの方が有利。しかし、北回りだと18マスで銀行にもどって来れるので「株」のことを考えると北回りになる。
自分のスタート順が3番目か4番目の時、前の2~3人が南回りで進んだとしたら、株のことも考えた北回りルートがおすすめ。前の2~3人が南回りで進むと、その対戦相手が買ったお店に後続のプレイヤーが運悪く連続で止まってしまい、自分のお店を買えないという追っかけ現象が起きることがある。
このため、自分がこれに巻き込まれないようにするためにも北回りで進み、南回りで進んだプレイヤーの買ったお店のエリア株をあらかじめ押さえておく。これならば、自分がそのエリアのお店に止まっときに【配当金】システムで買い物料を全額払わずすみ、南回りで進んだプレイヤーの1回目のサラリー時の株買いまでに、株価の吊り上げ&インサイダー牽制になもる。
いたスト2STREET 15/ アレフガルド
■アレフガルド | |
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目標金額 | 20,000G |
初期資金 | 2,000G |
エリア数 | 9 |
お店マスの総数 | 39 |
空き地の数 | 0 |
最大出目数 | 8 |
『いたスト2』だけの贅沢な楽しみだったが・・・
SFC用ソフト『いただきストリート2』STREET15は、ドラゴンクエスト1の世界であるアレフガルド。後のPS版『いただきストリートゴージャスキング』とPS2版『いただきストリート3』には収録されていない。なにやら大人の事情の匂いが・・・。
『いたスト2』の最終マップだけあって非常に広く、お店の数も多い。マップ構成としては、STREET14日本列島のようにマークを集めに行くルートに分岐があり、その先の分岐ポイントで先ほどのもう一本のルートが統合されまた分岐・・・という「8の字」構成になっている。
ゲームバランスを考えたマップ設計よりも先に「アレフガルド大陸」が題材として与えられているにもかかわらず、ゲームバランスは悪くない。ドラゴンクエスト1を「知っている」「知らない」に関わらず、プレイヤーに人気の有るマップ。復活を望む声も多い。
PS2版『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』で「アレフガルド」が復活するものの、マップ構成にはアレンジが加えられているいたストSP版 アレフガルド / 詳細。その続編『いただきストリートポータブル』には登場せず、"ドラゴンクエス"と"スーパーマリオ"の競演作『いただきストリートDS』には「アレフガルド」と名のつくマップは登場するが、もはやマップ形状はまったくの別物となっている。
そして、2011年12月発売の『いただきストリートWii』において、【チャンスカード】等の細かな点は別として「アレフガルド」が同等の内容で復活を果たしている。※いただきストリート2 収録マップ概要 / 詳細を参照
エリア考察
マップ右下のリムルダールとせいなるほこら、マップ下のメルキドが強い。
マップ右上と左上のマークに隣接されたエリアは避けて通ることが出来るので、中盤以降はそれほど脅威にはならない。
マップ中央のりゅうおうのしろは2ヶ所のワープと2枚のチャンスカードで飛ばされる恐怖のエリア。ソフィーの洞窟 / 詳細や日本列島 / 詳細に登場する「離れ小島」には【マーク】マスがあるので、マーク集を集めることが出来るプラスの面もあるが、このりゅうおうのしろにマークマスはない。
ゲーム序盤にここに飛ばされるとマークを集めることが出来ず【サラリー】が遅れ、中盤では【インサイダー】のチャンスを逃し、終盤には高額店舗の連続パンチを食らい【破産】に追いこまれかねない・・・。
りゅうおうのしろは独占されると怖いので、チャンスがあれば独占阻止のため、1店舗でも買っておく事をオススメしたい。