『いただきストリート3』 トーナメントモード概要,いたスト3新マップの傾向

いたスト3トーナメントモード

ノーマルなルールだが・・・

『いたスト3』のトーナメントモードは、前作『ゴージャスキング』と同じく3種類。

そのうち最初のふたつは5試合ずつで組まれており、前作、前々作よりも試合数が減っている。前作のように「シャッフルモード」や「空き地モード」でプレイする特別ルールも無い。ただし、プレイマップは予め決まっており、AIキャラの思考も個性的に作られているため、手強いモノに仕上がっている。

そして第3のトーナメントは、過去最長の19ゲームという長丁場。このトーナメント「いたストマラソン」も前のふたつと同様にプレイマップが予め決まっている。さらに「いたストマラソン」のゲームセーブはマップ間でしか行えず、プレイ中の中断セーブは出来ない仕様。プレイ時間のかかる後半の大きなマップには時間的余裕を持ってチャレンジしたい。

相変わらずの作り

トーナメントをクリアしなければ追加オプションを選べないという、いたストの悪習慣。当サイトBBSには「トーナメントのAIキャラは強い」との感想も寄せられた。

その「強い」と思わせる原因の一つに、最初の対戦マップおかしのくに / 詳細が狭くてサイコロ運の占めるウェイトが大きいマップである事が見逃せない。このタイプのマップはいたスト慣れしている人でもてこずるマップ。ここで勝てないからと言って「いたストは難しい」と諦めるのは間違い。

そして、そのトーナメントの攻略ポイントは・・・『チャンスカード』と言っても良いかもしれない。過去、BBSに「チャンスカードの"引き"も、強さの演出になっていそう」といった趣旨のことを書いたように、今回の新作『いたスト3』もそういう印象を受ける。

そしてもうひとつは、「"牽制"と"引き離されないため"の相乗。そして、そこからの10株売り」が今まで以上に効果を発揮するということ。

いたスト3シリーズ初のマップに関する仕掛も登場

後の新作に引き継がれる新しい試み

『いただきストリート3』には、全部で31のマップが収録されている。そのうち過去のシリーズにも登場したマップが21で、残りの10マップが新作。その新作10マップにはふたつの特徴がある。

新システム導入に伴う不具合も

ひとつはシステムに関する点で、マップの一部が移動したりチャンスカードによってエリアが追加されるというシステム。これは『いたスト3』の報道記事やゲームパッケージにも書かれている大きな「売り」のひとつ。

移動に関しては従来の【ワープマス】に加え、隣接マス通過時に利用するか選択ができる「船」によるブロック間移動が用意されているマップもある。

しかし、この新システムには落とし穴がある。「エリア追加」のマップ変化と「船」による移動システムと一部の【チャンスカード】イベント、そして新規「空き地用店舗」。これらが組み合わされているジパング / 詳細では、ゲーム用語で言うところの「ハメ」に近いプレイも可能になっている。

そして、新要素「船による移動」においてイベント発生のタイミングによってはゲーム進行不可能になる不具合が発生する。いたスト3 不具合・問題点 / 詳細

なお、このマップ変化と【ワープマス】以外の移動システムは、後の新作『いたストSP』『いたストポータブル』『いたストDS』にも採用されており、いたストにとって「革新的なシステム」となった。そして、この新システムの検証不足が招いた『いたスト3』で発生する問題点に関してはクリアされており、このシステムによる不具合は発生しない。

離れブロックでの救済要素

ふたつ目は遊びやすさに関する点として、いわゆる「離れ小島(ブロック)」のハマリ度が低くなった事があげられる。

『いたスト2』『ゴージャスキング』にも登場したドリームワールド / 詳細の内周や日本列島 / 詳細の九州・北海道エリアなどは、サイコロ運よっては10ターン近く回り続ける羽目になり、マーク集めや株やお店を買う事も出来ずにズルズルと引き離されて行く事があった。

しかし、『いたスト3』で新登場のマップの離れブロックには、新登場マスである通過毎にマークが変わる【変化マークマス】マスや銀行同様に通過するだけで株が買える【株屋】などが配置されている事が多い。

さらに、所有者が止まるとマップ内のお店が買える空き地用店舗【不動産屋】、新チャンスカード「No.89/お店予約チケット」など、例え離れブロックにハマっていても脱出後のインサイダー等の下準備が出来る新要素も追加されている。これにより新マップに関しては、特定のブロック内で何も出来ず手をこまねくだけの状況はかなり減った。

隠しマップ追加方法は、各種隠し要素のページを参照いたスト3各種隠し要素 / 詳細

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