『いただきストリートDS』 作品概要,特有のシテム,商品情報,関連商品情報

いたストDS前作『いたストポータブル』からの変更点

前作から変更されたシステム

『いただきストリート』過去シリーズとの比較一覧表 / 詳細および、
『いただきストリートDS』特有のシステムをチェック / 詳細も参照

プレイヤーコマとして対戦キャラの使用が不可に

『いたストSP』と『いたストポータブル』では自コマにDQFFの対戦キャラクターを使用するシステムだったが、『いたストDS』ではプレイヤー名簿作成時に作成する「分身キャラ(アバター)」専用となった。『いたストSP』前作からの変更点 No.17 / 参照

アバターは「おとこ・おんな」を選べ、表情と髪型と服装を自由に選択して作成。キャラメイク時に選択しなかったパーツは【きせかえショップ】で購入でき、「おとこ・おんな」関係なく登場する全アイテムを使用できる

ただし、表情に関しては変更が不可能で、これだけはキャラ作成時に慎重に選びたい。

アバターはアイテム購入で多彩な着せ替えが可能で、対戦キャラクターと同じ髪型やコスチュームで着飾ることもできる(非登場のDQ8"モリー"やマリオシリーズ""ノコノコ"関連のアイテムも登場する)。

公式サイトでは着せ替え例のごく一部が体験できる(組み合わせが揃うと壁紙が貰えます)。いただきストリートDS公式サイト / きせかえスロット

プレイヤーに対して掛けられるセリフの条件が変更

上記に関連し、プレイヤーに対して掛けられるセリフが「特定のコーディネートで特定の対戦キャラクターと対戦すると、特別なセリフイベントが発生する」仕様に変わっている。いたストDS公式ブログ/自分をつくろう!公開!(2007年6月12日)

『いたストSP』『いたストポータブル』での「自コマとして使っているキャラクター」の要素が「アバターのコーディネート」に置き換えられたということ。

『いたストSP』前作からの変更点 No.18 / 詳細も参照。

プレイヤー名が4文字までに

『いたストSP』と『いたストポータブル』では名前が5文字まで使えるようになったが、『いたストDS』では4文字までに制限された。

対戦キャラクターの中には5文字以上のキャラクター("りゅうおう"、"キャサリン"等)もいるが、これらは疑似的に5文字以上の名前を表示させている。流石に"ドンキーコング"は入りきらないのか"DK"と略される。

起動時にセーブデータを選択

従来まではフリープレイや【トーナメントモード】を選択後に使用するセーブデータを選択していたが、『いたストDS』ではゲーム起動時にセーブデータを選択するシステムに変更されている。そのセーブスロット数は3つ『いたストDS』特有のシステムNo.01 / 参照

店頭などで体験プレイをしたときに「セーブスロットがひとつしかない(スロット選択できない)」と勘違いしないように注意(過去、通販サイトにてこの勘違いと思われるレビューを目にした)。

『いたスト』シリーズで長らく続いた「コントローラーひとつで、複数プレイ」が今作では見送られたことも、この仕様変更に関係しているかもしれない。また、メニュー画面に常にアバターを表示させることは、このシステムにより実現できている。いたストDS変更されたシステム No.17 / 参照

プレイヤーコマ固定により、ツアーの対戦キャラも完全に固定

『いたストDS』ではプレイヤーコマが「アバター(プレイヤーの分身キャラ)」だけとなったことにより、【ツアーモード】【トーナメントモード】)の対戦相手は控え設定なしの3人で固定となった。

つまり、『いたストSP』と『いたストポータブル』時代の「苦手な対戦キャラクターを自コマとして使い、トーナメントに登場させない」という方法が使えなくなったということ。

『いたストSP』での一例 / 参照

ツアーモード(トーナメント)の掛け持ちが可能に

従来シリーズでは、ある【トーナメントモード】に参加した場合、そのトーナメントをクリア(終了)しない限り他のトーナメントをプレイできなかったが、『いたストDS』は試合終了後のセーブ状態であれば、他のツアー(トーナメント)に参加が可能となった。

たとえば、「ツアーA」の第二試合をクリア出来ずにいる時、気分転換をかねて「ツアーB」に切り替えるといったことも出来る。

ツアーモード(トーナメント)時のリリーフが不可に

『いたストポータブル』ではトーナメントモード(【バトルロード】)時でもリリーフ可能な仕様だったが、『いたストDS』では不可な仕様に戻された。

目標金額達成時のBGMが2種類のみ

『いたストSP』以降の誰かが目標金額に達成するとBGMが切り替わる演出は『いたストDS』でも健在だが、『いたストDS』ではドラクエ側マップとスーパーマリオ側マップのそれぞれ2種類のみとなっている。

『いたストSP』以降実装されたこの演出とマップの題材となっているゲームの両方を知るプレイヤーからすると、たとえば「"マリオサーキット"で目標金額に達成すると、ファイナルラップに流れるテンポの速いBGMに切り替わる?」と期待してしまうが、残念ながらそういった演出にはお目にかかれない。『いたストDS』楽曲リスト / 詳細

建設可能な空き地用店舗が3軒ずつに

通常モード時に【空き地】に建設可能な同種の店舗数が3軒ずつに拡大された。

『いたストポータブル』では【神殿】【木の店】が1店舗、その他が2店舗の制限。『いたスト3』『いたストSP』では3店舗までだったので、以前の仕様に戻ったことになる。

増資可能な空き地用店舗が木の店のみに

増資可能な空き地用店舗が【木の店】の一種類へと再び削減された。

『いたスト2』と『いたストゴージャスキング』には初期価格"200G","400G","600G","1,000G"の増資可能店舗が設定されていたが、『いたスト3』と『いたストSP』では初期価格"1,000G"のみに削減。

『いたストポータブル』では初期価格"200G","500G"の2種類が追加され"1,000G"と合わせて3種類に増えたが、今作『いただきストリートDS』では再び初期価格"1,000G"の1種類に削減された。

大砲マスによる移動でレベルアップボーナスがもらえる

【大砲マス】で【ぎんこう城】へ移動した場合でも、【レベルアップボーナス】がもらえるように変更された。もちろん、【株】の購入もできる。

その一方で、【カジノ】マスへ飛んでもカジノゲームは発生しない仕様に変更されている。【マーク】マスに関しては従来どおり【マーク】は収得できるが【チャンスパネル】イベントは発生しない。

※ この手の変更は『いたスト』シリーズの悪い点で、シリーズごとの把握が難しくユーザーに混乱をもたらす要因となっている。

前作『いただきストリートポータブル』の仕様とその一例。いただきストリートポータブル 世界樹 / 詳細

カジノが登場しないマップが再び登場

前作『いたストポータブル』ではすべてのマップに【カジノ】が配置されていたが、『いたストDS』では全14マップのうち2マップ(魔人像カンダタ遺跡)に【カジノ】が登場しない。いただきストリートポータブル 前作からの変更点 No.02/ 詳細

発生するカジノゲームは固定ではなく、『いたストSP』以前のようにランダムでゲームが選ばれる。『いただきストリートポータブル』 前作からの変更点 No.01/ 詳細

試合終了後の対戦キャラクターのコメントが削除

『いたストポータブル』では試合終了後の成績発表の場面で、各対戦キャラクターが順位に応じた「そのキャラクターらしい」セリフを聞かせてくれたが、このイベントがカットされた。

プレイヤーの資産表を一番上に表示

従来までは「赤・黄・青・緑」とスタート順に各プレイヤーの資産表示がされていたが、『いたストDS』では1プレイヤー1画面の特性を活かし、スタート順に関係なくプレイヤー自身の資産表が一番上に表示されるようになった。

スタート順で割り振られる色は今までと同じだが、3番手スタートの青色でも1列目に表示される。この場合、2列目には4番手(緑色)プレイヤーの資産表が表示され、3列目に1番手(赤色)プレイヤー、4列目に2番手(黄色)のプレイヤーが表示されることになる。

さらに『いたストDS』では、

  • プレイヤーの資産表枠が若干大きめに表示される
  • 割り当てられたカラーで囲み表示
  • 参加プレイヤー(対戦キャラを含む)名の上部に顔グラフィックが表示される(プレイヤーキャラは、着替えが反映される)
  • 資産の増減を色点滅で表示(下記に詳細いたストDS変更されたシステム No.15 / 参照

といった工夫がなされ、デザインも判読性も向上している。

資産の増減時、資産表に増減を示す色分け点滅表示

【買い物料】【株価】などで資産に変動があった場合、資産が増えた場合は緑色、資産が減った場合は赤色で数値が点滅する工夫がなされた。

メインニューがより分かりやすく

プレイ画面メニューの"ダイス"、"株"、"ショップ"などが並ぶメインメニューが「カーソルを合わせる」⇒「ボタンを押してサブメニューを表示」方式から、「サブメニューがある場合は、カーソルを合わせた時点でサブメニューを表示」に改良された。

他社の名称を出すならば、ソニーのXMB(クロスメディアバー)風のインターフェイス。

使いまわしによる複数プレイが不可に

『いたスト』シリーズで長らく続いた「コントローラーひとつを使いまわす方法でも、複数プレイが可能」なシステムが今作では採用されていない。ちなみに、同じ携帯機版である前作『いたストポータブル』では本体の使いまわしによる複数プレイが可能だった。

そのかわり、『いたストポータブル』で不可能だった「ダウンロードプレイ(相手がソフトを持っていなくてもプレイ可能な、いわゆるシェアリング)」が可能となっている。ただし、プレイ可能なマップ数などに制限がある。

過去シリーズとの比較詳細

シリーズ初のネット対戦が実現

ハードウェア的にはインターネット接続可能だったPS2とPSPで見送られた「ネット対戦(ニンテンドーWi-Fiコネクション)」が実装された。 (PSP版は、DS版発売後の2008/11/20にPS3を介した「アドホック・パーティー for PlayStation Portable」でネット対戦が可能になった)
※ 任天堂のDS/Wii用「ニンテンドーWi-Fiコネクション」終了に伴い、2014年5月30日23時でネット対戦サービスは終了する。本体を持ち寄って遊ぶワイヤレス通信対戦は今までどおりプレイが可能。

Wi-Fi対戦はフレンドコード(ともだちコード)を交換した相手とのみ可能で、見知らぬ人とのフリー(ランダム)対戦はできない。3人以上で対戦する場合は、親役のプレイヤーが各プレイヤー(子役)とフレンドコード交換を済ませていればよく、子役同志でフレンド交換を済ませておく必要はない。

もちろん、『いたストポータブル』同様にワイヤレス対戦も可能となっている。

いたストDS不具合と問題点

『いたストDS』バグなどの情報

2012年9月現在、不具合らしい不具合に遭遇していない。ただし、キャラクターの行動に関しては「不具合なのか、強さ演出なのか」分からない事例が過去作に存在しており、判断の難しい面も。

なお、何か不具合に遭遇した経験のある方からご連絡を頂いた場合、こちらでも検証した上で掲載したいと考えています。