いただきストリート TIPS,コツのつかみ方,いたストの株,インサイダー,増資

いただきストリート TIPSいたストの TIPS について

「いたストに絶対は無い」

『いたスト』のようなボードゲームは十人十色のプレイスタイルや戦略・戦術があり、「勝っても負けても楽しみたい」のか「隠し要素解放のため、勝たなきゃ意味がない」のかも含めプレイヤーの価値観や目的は様々。試合を振り返って「あの時、xxしたから勝った・負けた」の結果論は誰しも云えること。その"xx"を次回プレイの選択肢に加える事で遊び方に幅が生まれる事はあっても、必ず勝てる唯一の選択肢には成りえない。

TIPS に記す様々なアドバイスは、その遊び方の幅を広げるための選択肢や新たな発想をサポートするもの。その上で留意して頂きたいのは、TIPS ページ以外でも用語集の【配当金】などで用いている「~はいけない」という記述は「大まかにいってこのパターンになる事がほとんどなので、その選択肢の効果のほどは~」という意味合いの強調。「いたストでxxはするな!」という思想の普及目的ではなく、これに関してはabout this site / 詳細にも示している当サイトのポリシーなので誤解のなきよう重ねてお伝えしたい。

いただきストリート TIPSコツを掴むために

#01 / ルールを把握するには試合数をこなす

『いたスト』の基本的なシステムとルールを習得するには場数を踏むのが一番。回数をこなすことでシステムとルールを把握し、対戦相手からゲームの進め方などを習得する。

基本を習得する良い方法は、デフォルトのゲーム設定で小規模~中規模マップをプレイすること。【目標金額】を引き上げたり大き目のマップにいきなり挑戦する"少ないプレイ回数 x 長時間プレイ"は逆効果とまではいわないが、効率が悪い。さらに、分岐の少ない極端に小さなマップはダイス運に左右されやすいので避けたい。

また、「上手くいかないからリセットしてやり直し」をしていてはテクニックの習得も上達も見込めないが、代わりに「序盤の動き方」を数多く体験できるという側面がある。

経験が浅いうちは「初めにどう動いたらいいのかわからない」もの。だからこそ「場数を踏む事を目的としたリセットプレイ」であれば、再プレイは必ずしもマイナス行動とは言い切れない。ただし、繰り返しになるが、それだけでは中盤以降に求められるテクニックの習得が出来ないので上達は見込めない。

#02 / テクニック収得には、目標金額を引き上げて練習

ルールは習得したものの、対コンピュータキャラ戦で勝てないときには、中規模マップを舞台に【目標金額】をデフォルトの1.5~2倍程に高く設定してプレイすると効果的。一概には言い切れないが、対コンピュータキャラ戦の『いただきストリート』は【目標金額】を引き上げることで難易度を下げることができる。

これには以下のような要因がある

こうなればプレイヤーにとって有利な戦況となる。あとは、この機会を活かして「色々と試してみる」こと。最高の実験の場として活用したい。仮に対戦相手のミスや自滅といった多少のお膳立て付きであっても、まずは『いたスト』における「勝ったときの気持ち良さ」と「どう戦ったか」の経験を大事に。この気持ちと体験を知らぬまま「コンピュータキャラはズルイ」「勝てないからツマラナイ」と辞めてしまうのは勿体無い。

この方法で『いたスト』のコツを掴んだあとは、目標金額を少しずつ(5,000G~10,000G単位ぐらい)下げてデフォルトに近づけ、ミスやムダを取り除いたプレイを心がける。この練習で、デフォルトの【目標金額】にも対応できるようになる。

#03 / 対戦キャラとリリーフをお手本に

トーナメント戦やフリープレイでコンピュータキャラに勝てないということは、少なくとも、何らかの点において相手が優っているということ。その対戦相手と代理プレイのリリーフからテクニックを盗み、参考にしたい。

各シーズの中でも、『いたストSP』以降の3シリーズは"強さ【ランク】による基本思考 + キャラクターごとの性格"がハッキリしており、特にBランクとAランクのキャラクターの行動はお手本となる。なお、更に上のSランクキャラクターに関しては一部を除き、「大物狙い」の行動が見受けられるためあまりお勧めできない。

いたストSP』でお勧めの"お手本キャラクター"は

  • Bランク:"アリーナ"、"ビアンカ"、"テリー"、"ティファ"、"パイン"
  • Aランク:"フローラ"、"エアリス"
  • Sランク:"ゼシカ"

いたストポータブル』でお勧めの"お手本キャラクター"は

  • Bランク:"ビアンカ"、"ククール"、"クラウド"、"フラン"
  • Aランク:"ゼシカ"、"マルチェロ"、"セフィロス"、"バルフレア"

いたストDS』に関しては、特別偏った思考のキャラは見受けられず、Bランク以上であれば概ね問題なし。

上記のキャラクターは、比較的クセの少ない思考の持ち主たち。若干【相乗り】好きを見せるキャラクターもいるが、それ一辺倒ではない。上記以外のBランクとAランクキャラクターは【相乗り】【5倍買い】に偏重だったり、逆にまったく興味を示さないなど、ややクセのある思考のため除外した。あくまでも"基本的なコツ"のお手本としてピックアップしただけであり、"強い・弱い"のリスト分けではない。

#04 / 対戦成績を気にするな

『いただきストリート』は2作目の『いたスト2』以降、詳しい対戦成績がデータとして記録に残る。

記録は1位の試合も4位の試合も累積されていくので、たとえば初期に3位や4位を多く記録していれば、その後コツをつかんで1位や2位の好成績を記録し続けても、初期の不成績が足を引っ張り、勝率などの数値に影響を及ぼす。

それ故"記録の汚れ"を気にすると「3~4位で終わりそうな試合は破棄」「苦手な対戦マップと対戦キャラクターは選ばない」といった行動に走りやすい。しかし、対戦マップや対戦キャラクターの選択肢を減らせば「ボリューム不足」「結局はワンパターンなゲーム展開」になって当たり前。好きなものを選ぶのは自然な選択だが、わがままな好き嫌いを振りかざして評価を下し選択肢を狭めることは、ゲームをつまらなくする遊び方につながる。

「ゲームを楽しみたい」「いたストが上手くなりたい」のであれば、多様なシチュエーションと結果を受け入れ、記録を気にせず遊び倒すこと!

いただきストリート TIPS株と現金の扱い

#01 / 儲けるためには株、勝つためにはお店も必要

いたストで儲けるためには、【株】が必需品。しかし株が値上がりしただけでは、自分の【資産】という体力が増えただけに過ぎず、対戦相手にダメージを与えたわけでは無い。

対戦相手に差を付けリードするためには、【買い物料】で相手の体力(【資産】)を奪い、それを自分の物にするのが一番効果的。これはモノポリー的な儲け方になるが、「相手に損をさせて自分が得をする」ということ。

同じ1,000Gの儲けで比較しても、株で1,000G儲けた場合、ライバルとの資産差は1,000G。しかし、ライバルに1,000Gの【買い物料】を払わせたならば、ライバルとの差は倍額の2,000G。

また、【インサイダー】増資による儲けを「相手を潰すための資金作り」と考えると、ゲーム展開が悪い流れになっても対処しやすい、【資産】を無駄なく活用してゲームを進められる。

#02 / 相乗りは、対戦相手にリードを許さないための行為

【相乗り】した側とされた側。両者に共通しているのは、"【株】による儲け"。

しかし、決定的に違う事が1つ。それは、【相乗り】された側(【増資】をかけた側)は"増資によって高額の【買い物料】のお店"を作り上げたということ。このお店は、【インサイダー】増資を仕掛けた所有者だけの武器になる。

#01 / 儲けるためには株、勝つためにはお店も必要に記したように、自分がリードするためには、自らインサイダー増資をしかけて"株による儲け+高いお店"を作るしかない。株の値上りに便乗するだけで勝とうと考えるのは甘い。

#03 / 株は、買える時には必ず買う

【株】は、用語集にもあるように「買えるチャンスには必ず買う」が鉄則。

『いたスト』のルールシステム上、何処の【エリア】の株であっても基本的には、ゲームが進むに連れて値上りしていくように出来ている。また、下の#04 / 配当金はばかにできないにもあるように、【配当金】も大きな収入源。

とにかく、株は「儲けるための手段」なのだから、現金の許す限り購入すること。どこの【株】を買っていいか判らないならば、Bランククラスの対戦相手が2~3店舗おさえている【エリア】の【株】を買ってみると良い。

#04 / 配当金はばかにできない

【配当金】は、該当【エリア】で発生した【買い物料】の最高20%分を現金で受け取れるという物。自分の番を待つ間に発生した【買い物料】の一部が入ってくることを想像すれば、その美味しさと重要さが想像できるハズ。

誰かが100Gの【買い物料】を支払えば、それだけで20Gが【配当金】として入ってくる。自分がそのお店に止まった時には、【配当金】分の20Gが割り引きされるかたちに。自分が100Gの【買い物料】を得た時には、配当の20G分も加わる(【配当金】は最高で20%なので、複数のプレイヤーが同じエリアの株を持っている時には、その株を持っている割合で分配される)。

【配当金】は重要な"追加資金"なので無視しないこと。対戦キャラは【所持金】不足時に「No.77 /全てのエリアの株を5株ずつもらえる」等で入手した各エリアの株をすぐに手放してしまうクセがあるが、アレは絶対にマネしてはいけない

#05 / 現金のままでは、減る事はあっても増える事は無い

【現金】を持ち余しているのであれば、【インサイダー】による儲けの期待できないお店に【カラ増資】してしまうなり、【配当金】狙いで全【エリア】の【株】購入を目指したり、【相乗り】による【インサイダー】の牽制に使うべき。

仮に200G程度の【カラ増資】によって数十Gしか【買い物料】が上がらなくても、そのわずか数十Gが、相手に10株以上の株売りやお店の【強制競売】をさせる事もある。

さらに、増資額はお店価格に上乗せされるので【5倍買い】対策にもなる。仮に200Gの【増資】なら、お店価格が200G増えたことで対戦相手が【5倍買い】に必要な金額が1,000Gも増えることになる。

『いたスト』のゲームイベントには「【株価】が上がって【資産】が増える」イベントはあっても、「【所持金】(【現金】)額に応じて、【資産】がいくらか増える」イベントはない。

#06 / 一方、多額の所持金によるメリットも

『いたストSP』以降低ランクキャラクターが見せる「【株】を買うのは少数、【増資】をするのも少額」というスタイル。これには「【5倍買い】で増資エリアを増やした時、最初に仕掛ける増資エリアが何処なのか対戦相手に読まれずに済む or 対戦相手の動向を見てから決める」というメリットが生れる。

このためだけに株も増資も少額のスタイルを取るのは考え物だが、このスタイルにも数少ないメリットが有るということは頭の片隅に入れておきたい。

いただきストリート TIPS増資・インサイダー

#01 / インサイダー増資は、必ずしも鉄則ではない

【インサイダー】増資は"高いお店を作る"と同時に"株で大きく儲ける"決定的な手段。

しかし、【インサイダー】増資にこだわるあまり【株】を貯める事に専念し【増資】のチャンスを遅らせていたのでは、対戦相手にとってはその間なんの脅威にすらならない存在となる。

例えば、200、300と株を貯め込んでいる行為はそれはそれで脅威かもしれないが、対戦相手がインサイダーで資産を増やせていない状況で高いお店を作る事や、対戦相手が株を買い込む前に【カラ増資】によってその株価を吊り上げてしまう事も対戦相手へのプレッシャーとなる事を忘れずに。